亜熱帯ジャンクカメラ・オートバイサーフィン

ネットオークションのカメラ・レンズの相場を知り安く買って時には売ってホットな写真ライフを楽しもう。気分はもう亜熱帯! 追記:オートバイ(バイク)・ツーリングの話もあり

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 最初にお断りさせていただくのは、今回のブログはいつもと調子が違うんですよね。

 この間、ちょっとしたセミナーに参加したんですが、「夫婦喧嘩の収拾」を「ソビエト軍とドイツ軍の戦争」に例えたんですよね。そんなの全然わからないですよね。なので、主催者の方にメールで説明しようとしたのですが、拙僧のいつものアレで、やたら文章が長くなっちゃったんですよね。なので、このブログで公開させていただきます。カメラや写真とは全く関係ないので申し訳ないのですが。
 今回の話の趣旨は「夫婦喧嘩の収拾」で、読んで頂くのはミリタリーに全く関心のない方なんですよね。なのでミリタリーの視点から見るとおかしな点や足りない点があるんですが、そこは見逃してください。「地中海シーレーンの構築失敗から端を発するアフリカ戦線の敗北」とか「ウクライナは白軍に味方していたのでボルシェビキに睨まれていた」とか展開すると収拾がつかなくなるので。


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 ドイツの首都であるベルリンと、ソビエト(現ロシア)の首都であるモスクワの位置は、教室の壁に貼ってあった地図で確認していただきたいです。第二次世界大戦の要はソビエトとドイツの戦争でした。もちろん、オランダなどの低地諸国やフランスがあっさり負けたし、米英連合軍の西岸からのプレッシャーも重要な要因でしたが、ここではサイドストーリーだと思ってください。
 ドイツ軍のソビエト侵攻は圧倒的でした。1941年6月の作戦開始から半年でドイツ軍の主力部隊はモスクワに到達します。しかし、冬になってドイツ軍の進撃は滞ります。ロシアの冬は半端じゃないんで、戦車も戦闘機も動かなくなっちゃうし銃も凍って動かない。なので手榴弾とスコップで戦いを続けたのですが、そうなってしまうと組織化した軍隊の戦争とは言えないですよね。ところが、翌年になったらドイツはモスクワよりもかなり南のウクライナに矛先を変えます。ここでもドイツは勝ちまくるのですが、やっぱり冬が来て戦線は停滞。戦争の継続が不可能になってしまいます。結局、翌年の1943年からはソビエト軍の反撃が始めり、1944年には自国領からドイツ軍を追い出して1945年5月にソビエト軍はベルリンを占領。ヒットラーは自殺して第二次世界大戦のヨーロッパでの戦争は終結します。

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 ドイツ軍はなぜ負けたのでしょうか。もちろん、指揮官のヒットラーの人間としての出来に問題があったからだったのですが、そこは不問にしましょう。そういう意味ではスターリンだって相当問題のある人物です。ドイツの先兵隊はモスクワ市街に到達しており、モスクワ市民は市電や市バスを倒してドイツの攻撃の障害としていました。最も突出した部隊はクレムリンの塔が見えたそうです。日本で言ったら国会議事堂の手前の虎ノ門あたりまで米軍海兵隊の偵察隊が達していたようなものでしょう(?)。冬の到来で一時的に戦争が停滞しましたが、戦線は健全(でもなかったのですが)だったらか、翌年の春から再攻撃を始めればいいはずです。しかし、ドイツはモスクワ攻略の直前でウクライナに戦力を割いてしまいます。何故でしょうか?実はウクライナの先のアゼルバイジャンに油田があったのです。また、ウクライナそのものも穀倉地帯で、ドイツ本国の食料や戦争継続にも優位な資源でした。つまり、ウクライナやアゼルバイジャンは「甘い果実」だったのです。

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 ソビエト軍はなぜ勝ったのでしょうか。実際には負けなかったということですね。実はソビエト軍はただ負け続けて後退したのではありません。焦土作戦を行いました。焦土作戦は中世以前からの伝統的な戦争のやり方です。現在の軍隊はたいていの場合、輜重とか兵站を優先的に考えます。簡単に言うと食料や燃料、弾薬の補給です。ドイツ軍も当初は自国の兵站で間に合っていたのですが、何しろソビエトは広く、モスクワは遠いです。とても、トラックどころかロバで補給物資を運んでいた当時では間に合いません。なので現地で徴発します。つまり、占領した地域の敵国民から奪い取るのです。そうなると、ソビエト軍がドイツ軍の補給を消耗させようと思ったら簡単です。自国の穀物や燃料、市民や農民の住居まですべて破壊して後退するんです。ドイツ軍はどんどん先行してモスクワに近づくのですが、食料の補給ができません。ドイツ本国からは遠すぎるし、現地で奪おうと思っても、すべてソビエト軍が焼いてしまって灰しか残っていません。残っているのは疎開が出来なかった飢えたソビエト(ロシア)人だけです。そりゃあ、ソビエトの国民はたまったもんじゃないですよ。自分の国の軍隊が家も畑も焼いちゃうし、家畜は持って行っちゃう。成人男性も徴用して持って行っちゃったでしょうね。仮に畑が焼け残っていても、労働力だってないんですよ。兵隊にとられちゃったから。だから第二次世界大戦ではソビエトの国民が最もお亡くなりになりました。日本とはケタが違いますよ。餓死したり凍死したんです。

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 ドイツに勝機があったとすれば、やはりモスクワの攻略を優先すべきでした。スターリンはウラルあたりに首都を移して戦争を継続したかもしれませんが、厳しい戦いになったでしょう。スターリンはやる気でも、ウクライナやアゼルバイジャンの人たちからすれば、戦争はこりごりでしょう。だって自分の国の軍隊が家や畑を焼いちゃうんですよ。なぜ、ドイツ軍はモスクワ攻略を中途半端な状態で別の「甘い果実」に向かってしまったのか。これが「勝利者の脆弱性」なんですねえ。ドイツは素晴らしい勢いで、ずーっと勝っていたんですよね。ところがモスクワまで迫りながら挫折してしまった。だけど、挫折は認めたくないんですよね。なので、別の「甘い果実」への勝利目標を変えて挫折を誤魔化しちゃった。実は、ドイツの挫折はモスクワ攻略が最初じゃなくて、イギリス本土への侵攻作戦にも失敗しています。その結果、勝利目標をモスクワに変えて誤魔化しちゃったんですよね。

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 ちょっと前まで「倍返しだ!!」ってのが流行っていましたが、喧嘩は9割まで勝利を確定して1割は保留した方がイイですね。理由は3つ。

 1つ目は上手く勝ちすぎると調子に乗っちゃうんで油断が発生する可能性が高いんですね。相手や第三者に脆弱性を曝しちゃう可能性がある。ドイツみたいに最初の目標がイマイチ勝てないから、別の「甘い果実」に惑わされて、戦力を分散し、消耗して負けてしまいます。「勝利者の脆弱性」ですね。

 2つ目は完全勝利は周辺のコミュニティに悪影響を及ぼす可能性が高いですね。「あの人、やり過ぎよねえ。」と思われるのは、後々、自分の行動に制約が生じる可能性があります。

 3つ目は最後の一撃を保留して抑止力にするんですね。喧嘩の工程は大っぴらにしたくないじゃないですか。相手が完全に負けちゃうと色々と言っちゃうんですよね。捨て鉢になって。でも、最後の一撃を保留した状態なら黙っていますね。

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 やっと「夫婦喧嘩の収拾」の話です。あっしは喧嘩とは思っていないのですが、妻が何かと言ってくるときはありますよ。大抵の場合は、あっしの発言・行動・態度が至らないので、悪いのはあっしの方ですね。なので妻が真っ赤な顔をして攻撃的な言葉をぶつけてきます。でも、あっしはいっさい否定しないですよ。ただ、ひとしきり聞いてから「それはその通りだけど、別の角度から見るとxxxに見えるよね」とか「分かった、そうしよう。でも、スグには無理だから、ゴールは2週間後にして、まずはxxxから始めて論理的に妥当な工程表をつくろう」とか応えます。勿論、妻は納得しないですよ。どんどん攻撃的な言葉を続けます。妻の攻撃的な言葉を一切否定せず、論理的に分解し、視点を変えて別な表現にしたり、言葉のママの要求を仮定として計画を立てて未来予測をする。喧嘩でぶつける言葉なんて論理的じゃないですよ。それを別の表現にたり、真に受けて現実化を仮想するのは「焦土作戦」なんですよね。攻撃を続ければ続ける程、攻撃側も消耗するんです。妻の言葉を否定したら妻の攻撃は満足なモノになるんですよね。妻の攻撃目標が確定するとモチベーションが上がるし、打ち勝てば嬉しい。つまり、生産的満足感が生まれてしまいます。喧嘩は攻撃し合うから成立するんです。だからあっしは撤退する。妻の言葉を正当と仮定して、その意味や未来予測が広がれば広がる程、その領域は不毛な物になるんですよ。あっしは妻の攻撃目標も確定しないし、生産的満足感も生まれない。その不毛な消耗に妻が気づくまで、あっしはモスクワまで撤退してもイイですよ。場合によっては別の「甘い果実」を用意し、更に消耗戦に持ち込む。

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 ソビエト軍はドイツ軍が消耗しきった時に、ウラルに疎開していた戦車部隊や攻撃機を投入してドイツ軍を壊滅させました。でも、あっしの戦略的な目標は妻との良好な夫婦生活ですからね。仲良くしますよ。戦略的な目標の獲得の為なら、全てを焦土化してモスクワまで撤退します。でも、最終的には必ず戦車部隊をベルリンまで送りますよ。

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