
(チノンの二焦点レンズってだけで、無視はできないじゃないですか)

(ところが、見るのも辛いパーフェクトな液漏れ)
先日、Hオフでチノンの二焦点レンズ機を見つけたのだ。価格は324円で安くはない。しかし、チノン独特の怪しい魅力に負けて拾ってしまったのだ。ところが駐屯地に帰還後、電池室がパーフェクトに電池が液漏れしていた。そういえば店頭でも電池蓋が外れなかったのだが、何かしらのネジで固定しているのかと思ったのだ。

(電池室を破壊して取り出した液漏れ電池)

(アルミ箔で下駄を履かせて通電を試みる)
それで速、家庭内ジャンク籠行きにしようとも思ったのだが、ダメもとで電池を抜いてみることにした。液漏れと錆の酷い電池は、電池室を破壊しないと抜けない程だった。その後、電池室奥側の接点を磨き、アルミ箔で下駄を履かせて単三電池を詰めてみると上手い具合に動くようになったのだ。腐食は基盤にまで浸食していると思われるので、何時まで動くか分からないが、動くうちに試すのが吉だろう。

(破壊した電池室をガムテープで固定する)

(満身創痍の力士みたいだ)
電池室は破壊してしまったのでアクロスを詰めたうえでガムテープでで固定してしまった。これでもボディ上下をつまむように電池室を押さえないと稼働しないのだが、それはそれでよい。気になるのはDXコードを読み取る接点も腐食していたのだが、本カメラはどういう訳か裏蓋にもISO設定スイッチがある。どっちが優先なのだろうか。
仕様上はDXコードが読み取れない場合、ISO100と認識するらしいから、アクロスなら何とか使えるだろう。
今や高価なモノクロフィルムを吹けば飛ぶようなジャンクカメラに投入する快楽である。
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