亜熱帯ジャンクカメラ・オートバイサーフィン

ネットオークションのカメラ・レンズの相場を知り安く買って時には売ってホットな写真ライフを楽しもう。気分はもう亜熱帯! 追記:オートバイ(バイク)・ツーリングの話もあり

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キヤノンのLマウント距離計連動機ボディには悲しい思い出がある。拙僧がまだ20代の後半だった頃だ。世はコシナのフォクトレンダーベッサシリーズでライカタイプのムーブメントが熱かった。無論、拙僧には手の届かない価格帯だった。しかし、ミラーボックスの存在で設計に制限のある一眼レフ用レンズでは果たせない描写を距離計連動機のレンズは見せつけるとされていており、関心は強くなるばかりだった。今となっては苦笑いであるが、その頃は本気でそう思わせるものが有った。そこで拙僧がナケナシの戦力を割いて確保したのがキヤノン7である。大きな露出計受光部がなかなか不格好でバランスが悪い物だったが、ファインダー内も美しく、コンディションは良かった。中野フジヤカメラで1.5万円程だったと思う。レンズはそれ以前に入手したミールに付いていた沈胴しないインダスタル50の50mmF3.5とユピチェリ12の35mmF2.8である。そういう意味で言うと、拙僧のデビューLマウント機はゾルキー4の廉価版であるミールなのだが、これは保証が2週間ついて3週目に壊れてしまったので稼働状態には無かった。実は、そこはソビエト物の大雑把なところで、1年くらい寝かしたら動くようになったのだが、その件はまたいずれ報告させていただきたい。
 キヤノン7は少々図体がデカく見え、やや野暮なスタイリングだったが撮影は快適だった。何しろ前述のソビエトレンズ2本が「当たり」であり、立体感溢れるすこぶる良好な描写をした。悲しい話と言うのは、拙僧が移民者として1年間のカナダ生活の中でレンズ2本共に盗まれてしまったことだ。これはバンクーバなどという野蛮人の街で生活する覚悟が拙僧に足りなかったという点で悔やまれる。兎も角、カナダなどという国は無知でケチで貧乏な白人の国であり、自転車に乗っていたらリンゴの芯を投げつけられたりロクなことにはならなかった。それで1年後には日本に帰国するのだが、その時に受けたメンタルなダメージは後に長く拙僧を苦しめることになる。

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帰国後、いろいろな選択肢が有ったのだが、拙僧が選択したのは東京を離れることだった。東京は魅力的で素晴らしい街なのだが、1年ぶりにのる満員電車が拙僧のコンディションでは堪えられなくなっていた。そこで愛知は三河に逃げ込んだのである。時間が回るのは早い物で既に10年が経過していた。概ね妻の収入のお蔭で持ち家を得て、単車2台のオープンカー、400台を上回るレンズとカメラを手にしても、盗まれたキヤノン7で抜け落ちた穴は塞ぎきれるものではなかった。そこで、拙僧も心に決めたのである。気づけば拙僧も齢40である。30で受けた傷とはけりをつけなければならない。それでキヤノンの距離計連動機の確保を決意したのだ。

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そこで手に入れたのが先に報告させていただいたキヤノンL1だ。これはこれでカッコよく、物としては何一つ不満は無かった。だが、拙僧の心には今一つ埋めがたい渇望感があった。つまり、これは東京で買わなければということだ。去年12月の先輩諸氏との共同闘争でキヤノンPを手に取ったのだ。キヤノンPは以前から関心があった。キヤノンのボディとしては廉価なモデルだが、その機能を削った引き締まった骨太のスタイリングに魅かれていたのである。結果として諸般の事情で緊急帰郷した際に「BOX」で6000円のブツを確保した。

先日、ジュピター12をつけて実戦に投入したのだが、その時のネオパンプレスト400は、まだ現像していない。上手く写って何時のかは神のみぞ知るだが、カナダでの遺恨が果たせればと願っているのだ。
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