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亜熱帯ジャンクカメラ・オートバイサーフィン

ネットオークションのカメラ・レンズの相場を知り安く買って時には売ってホットな写真ライフを楽しもう。気分はもう亜熱帯! 追記:オートバイ(バイク)・ツーリングの話もあり

 もし、あなたが使い物になる標準レンズ付きMFフィルム一眼レフカメラをネットオークションで確保しようとしたら、どの程度の予算が適切だろうか。2012年2月現在で言えば、送料を1000円と見込めば、合計で3000円の線が相場だろう。これはグレードとしては「ひとまず撮影に支障はない」レベルの話である。つまり、露出計が怪しいとかファインダーにやや埃が目立つとか、少々の不具合は目をつぶる覚悟が必要である。露光やフォーカシングに一定以上の不愉快が無ければ良しとしたい。本ブログの趣旨をひっくり返すような発言であるが、綺麗でパーフェクトなコンディションの物件が欲しければ中古カメラ屋で5000~7000円のブツをお買い求めになるのを強く勧める。1万円を切る価格帯の物件でも、1週間程度の保証が付く店は多いだろう。但し、お住まいが首都圏や大都市に近ければ、そういう店に足を運ぶのは負担も少ないが、なかなかそうはいかない事情もおありだろう。そういう場合にはネットオークションの怪しい光に魅かれるのも致し方ない。くどい様だが、カメラは一台きりにしたいとか、お子さんの誕生をフィルムカメラで撮り綴りたいとかクリティカルな用途を想定していらっしゃるなら、キタムラのネット中古をご利用をお勧めする。
 さて、2000円をカメラ代として想定するのだが、これは2000円のカメラを買いなさいということではない。これがネットオークションの難しいところなのだが、1000円のカメラより2000円のカメラの方が綺麗だとかリスクが少ないとか、そういう事は全くないのだ。むしろ、比較的珍しいブラックモデルとか、フィルムを通した撮影済であるとか、何かしらのオプションが付いているわけでもない標準レンズ付き一眼レフに2000円を付ける出品者は気を付けたほうが良いだろう。かつてのフィルム時代の一眼レフカメラの価格を覚えている方はピンと来ないかもしれないが、現在、フィルム一眼レフカメラは暴落しており、ボディのみであればちゃんと使える物件がジャンクコーナーで1000~2000円で転がっているのは珍しくないのだ。もし、あなたが通勤の途中で新宿だの中野だのに寄ることが出来るのなら、ネットオークションは全く割に合わない。勿論、ニコンFMとかペンタックスMXのような人気のモデルなら良い価格がつくだろうが、ペンタックスSPとかミノルタSRT-101のような供給過剰の物件は1000円でも値が付かない場合が多いのだ。これこそジャンクカメラサーフィンの狙い目である。タイトルに「ジャンク」の文言を含んでいても一見の価値はあるだろう。経験的に「ジャンク扱い」と書いてある場合は疑った方が良い。2000円まで幅をとったのは、たまたま綺麗な物件でライバルが現れた時に、その欲求の度合いによって2000円までなら争ってもいいだろうという目安である。値が上がったとしても、その物件がより綺麗になるとかカビが落ちるということではない。場合によっては530円で非の打ちどころのないケース付きプラクチカL2(ボディのみ)をGetできる可能性だってあるのだ。

 
プラクチカL2


 では、玉石混淆のネットオークションでなるべく失敗しないための知恵は無いだろうか。勿論、添付画像や口上書き、出品者の履歴の確認は肝心である。しかし、ここは一歩進んで出品者を想像していただきたい。つまり「東北の父の実家から出てきたものです。カメラのことは全くわかりません。」という妙齢の女性の文言を鵜呑みにしてはいけないのである。かといって、相手が嘘をついていると決めつけるのはご法度である。お勧めなのは出品者の立場に矛盾しない質問を投げるのだ。いくらカメラに詳しくない妙齢の女性だって、巻き上げレバーを手前に引いてレリーズボタンを押すことくらいできるだろう。なので「フォーカスリング(レンズのリング)は回りますか?」「巻き上げレバーを引いてシャッターボタンを押すとシャッターは切れますか?(精度は不問です)」「本体上部にある数字(1000~1)が1000の位置でシャッターを切った時と30の位置で切った時では音が違いますか」「ファインダーに腐食(黒い帯)は有りますか?」と言った簡単な質問を投げてみよう。返事が返ってこないときやはぐらかした返事が返ってきたときにはスルーしたい。だいたい、はぐらかすというのはそれだけの知識があるのだ。一方で「ファインダー(レンズ)は綺麗ですか」といった個人の裁量で決めかねる質問は避けた方がイイだろう。綺麗かどうかは個人の感覚にもよるし、売り手も1000円のカメラのファインダーにゴミが複数あるくらいで文句をたれる客は相手にしたくない。最も嫌われるのが「シリアル番号を教えてください」である。特定のロットに不具合があるケースもあるだろうが、ひとまずシャッターが切れる状態だと公表しているのに、シリアル番号なんて撮影に全く関係のない情報を聞かれるのは愉快ではない。まずは簡単に確認できる質問を投げかけてみよう。これだけで完全ジャンクを引く可能性は飛躍的に小さくなる。

 さて、適切なターゲットであるが、いわゆるメカニカルシャッター機がお勧めである。別に将来も修理が見込めるからではない。修理業者に出したら、ネットオークションのブツが2ダースは買える出費が必要になる。単純に電池が無くてもシャッターが切れるから、出品者による確認が可能なのだ。具体的にモデルを列挙するとペンタックスならSP以降、ミノルタならSRT-101以降のモデルなら、シャッター幕がよれているとか露出計の不良とか、ちょっとした不具合があっても撮影のできるコンディションの可能性は高い。キヤノンならFTbがお勧めである。恐らく、この世代で信頼性が飛躍的に向上したのであろう。今後、レンズを増やすつもりならミノルタMC/MDマウントやキヤノンFL/FDマウントは安く入手が可能だ。ペンタックスKマウントは値が上がりがちだし、ニコンFマウントは更に高くつく。どうしてもニコンというあなたにはレンズ付きのニコマートFTnが選択肢として有効である。これは信頼性も高いし、価格も手ごろである。カニ爪が付いていないレンズで露出計が連動しない制約があるが、ひとまず付いているレンズでお使いになるのはどうだろう。そもそも、1000~2000円程度のカメラの露出計をあてにするのは、ちょっと難しい。ニッコール50mmF2でもニッコール50mmF1.4でも価格帯は穂トンdの変わらないようだ。程度と縁で選んでいただきたい。
 レンズシャッター距離計連動機などでは1円スタートでそのまま落札する可能性も高いが、一眼レフだと1000~2000円くらいがコアな価格代だろう。まずは気楽に挑んでいただきたい。最悪、ボディはダメでもレンズ位は使い物になるはずだ。くれぐれも、一生を遂げような意気込みではなく、本当にフィルムカメラに投資する覚悟が出来た時にはちゃんとしたカメラを買う前座くらいの意気込みで挑戦していただきたい。

ニコマートFTn


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 この度、本ブログ「亜熱帯ジャンクカメラサーフィン」を立ち上げさせて頂いくに至った。恥ずかしながら、拙僧はこの10年弱の間に2.5グロスはカメラやレンズ、映写機のような光学機器・カメラ用品を買っている。こういうみっとも無いことは、常識的なセンスの持ちの主なら公表などしないだろう。別に素晴らしい年収があるとか親が資産家で資金源が豊富なのではない。むしろ、結婚して10年、定期的な収入は殆どないのである。たまたま、タクラマカン砂漠のように心の広い妻が人並みの収入を得て、普段は霞を食べているだけである。普通の妻ならカメラの台数が3桁になる前に離婚だろう。カメラだけじゃなくて家も新築したし、車は4代目が来週には納車になるし、単車は2台だし(1台はレストア中)、自転車も6台あるしで妻の並外れた包容力には感心することしきりである。
 もっとも、高価なカメラ・レンズは1台もない。安い方では1台10円である。21世紀も10年も経過した現在では、かつては高級だったカメラも、フィルム市場の衰退で驚くほど廉価で手に入れる事が可能なのだ。入手の手段を割合で表すと下記の通りである。

・インターネットオークションによるもの 60%
・店頭のジャンク籠、ジャンクコーナーで手に入れたもの 35%
・店頭のジャンクではない、普通の中古として手に入れたもの 5%

 厳密には友人知人から貰ったものやレンタル中のものもあるのだが、割合としては僅かなので省略する。インターネットオークションでは売る場合もあるので、毎週どころか、毎日出たり入ったりが続くことは珍しくない。ハッキリ言って買うペースに撮影するペースが追いつかない現状だ。
 しかし、従来の拙僧のスタンスとしては決してコレクトが趣味の主要でないとしていた。あくまでも本筋は撮影や現像やプリントである。そもそも、カメラ・写真趣味の他にも、単車を転がしたり自転車を弄ったりするのも楽しみである。本来はカメラを買うなどはたまにでいいはずだ。拙僧も「ああ、また買ってしまった。」と後悔が無いわけではない。しかし、こう毎日カメラが届くと反省する暇もないのである。そこで、この際だからインターネットオークションでのカメラ・光学機器の買い物に特化したブログを立ち上げようと思ったのである。全くを持って開き直りである。何せ、毎日ネットオークションを覗いてコンスタントに買ってるので、相場なり旬の動向なりが掴めるようになってしまったのだ。
 本ブログ立ち上げの動機にこんな事が有る。近年のデジ一眼(レフ)の豊富なアダプターの流通や、若い世代のフィルムカメラの根強い関心からMF時代のレンズがSNSのコミュニティの場でしばしば話題になる。そこで、若い連中と同じレンズの良さで盛り上がるケースも多々あるのだが、どうも話がズレていると気付くのだ。つまり、彼が10000円以上のお支払いで購入したレンズを、当方は10分の一の価格帯で拾い上げているのである。拙僧も大人なので、そういう事をワザワザ言わないことにしているのだが、適切な(低い方の)相場を発信することが、新たにフィルムカメラに関心を持つ層にとって背中を押し、結果として衰退の一歩を辿るフィルム需要を底上げしたい思いに達したのである。これも一種の社会的な責務であろう。
 既に拙僧は自ら求めたカメラ・光学機器を紹介するブログとして「意してプラカメ拾う物なし」を立ち上げている。これは拙僧が拾った安カメラ(往々にしてプラスチック製のアウターシェルである)を紹介するブログなのだが、原則的に一度は使って、テーマとなるカメラの歴史的な背景や実際の使用感覚を報告している。拙僧の浅知恵で綴った文章だから、妙に過大表現で分かりづらく、勘違いも含んでいて資料性は乏しいのだが、密度の高い文章を心がけている。しかし、なにせ撮影するペースよりもお迎えするペースの方が速いので、拾い上げてから報告するまで随分と時間が経過してしまうのだ。これでは有機的に変貌するネットオークションの旬な相場や傾向を報告することが出来ない。そこで、本ブログではいち早く抑えた物件を取り上げ、落札価格や実際の程度を報告したい。一見動くように見えて、実際にフィルムを通したらダメだった、という可能性もあるのだが、速度性を優先したコンテンツ作りをポリシーとする。また、「買う」だけではなく「売る」方面のムーブメントやコツ、過去の経験などもコンテンツの副題としたい。「買う」以上に「売る」のも高いハードルを感じる方が多いと思う。当方の迂闊な失敗談が皆様に有益であれば幸いである。

 ネットオークション時代になって、個人売買は旧世紀では考えられない程、可能性を広げた。また、フィルム需要の衰退で、かつては入手は難しいを思われた価格帯のカメラ・レンズを捨て値で拾い上げることも可能なのである。皆様に安い出費でホットなカメラ・撮影ライフを楽しむお手伝いが出来れば幸いである。

ネットオークションの画面を眺めると、今夜も脳内は亜熱帯!! このページのトップへ

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