亜熱帯ジャンクカメラ・オートバイサーフィン

ネットオークションのカメラ・レンズの相場を知り安く買って時には売ってホットな写真ライフを楽しもう。気分はもう亜熱帯! 追記:オートバイ(バイク)・ツーリングの話もあり

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拙僧はそもそもドメスティックな人間なのだが、どういう訳だか縁あって、海外籍の方との交流がしばしばあるのだ。

「グローバルですね。」

と言われることしばしばなのだが、好き好んでいる訳ではない。いや、確かにちょいちょい海外には出かけるが、住もうとか海外の方々と交流を持とうとは思っていないですよ。拙僧はアジア人だから、縁は大切にしているので、それが海外の方々でも、それなりに対応するだけで。
ネットオークションで落札したブツの取引ナビで、出品者の方の名前が、モロに「ロシア」や「中華」だったりすると、一抹の不安を感じるな。拙僧は小物だからな。でも、大抵の場合は大した問題にならない。1度だけ、拙僧のブツを落札した漢人が、Yahooかんたん決済をしたものの、決済の前にYahooを退会し、振り込みも行われていなかったことがあった。幸い、携帯電話の番号が嘘でなかったので「今日中に振り込みが無かったら、明日以降、30分ごとに電話する。如果、イ尓的日本語不好是没問題。因為、我有中国人的朋友很多。」と丁寧に催促したら、速攻で入金してくれたので、大した問題は無かったな。しかし、拙僧のブツを落札して頂いた方から、こちらの対応よりも早く、下記のような取引ナビが届いたときには、一瞬悩んでしまったな。

「私は在日xx人3世のxxと申します。」

うーむ。カメラのネット取引で、その情報、要るかなあ。拙僧は妻が兆戦系大陸人だから、満更、接点が無いわけではないのだが、どうも、拙僧をピンポイントで狙ったものではないらしい。勿論、出品時にそんなことは言ってないし、拙僧のメインブログをフォローしたとも思えない。もしかして、これは落合南長崎とか十条で展開していた「俺たちは青校だぞ。このバカxョッパリ。」というアレであろうか。ならば、拙僧は毅然とした態度で謝るぞ。だって、彼らの喧嘩は半端ではないと、埼玉の片田舎にも伝わっていましたから、命あっての物だねです。全然、関係ないけど東中野のマイナーな箱で「青(chong)」という映画をやっていて、妻(当時は彼女)と見に行ったことがある。そこでも、青校生は恐ろしい存在として描写していないので、今も大して変わらないだろうな。
勿論、取引はスムーズに終了した。

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実際には海外籍の方に売るというケースは少ない。大抵の場合、買う方になるのだが、不思議なことに国ごとに送料がかなり異なるのだ。例えばウクライナだと2600円くらいするのだが、イギリスとかドイツだと900~1200円くらいになる。北海道より安い。どうも、郵送料というのは国別に条約で決めているようで、あまり距離は関係ない様だ。
売る方として気をつけなければならないのは、しばしば、出品物の質問として英語のメッセージが書き込まれることがある。大体、内容は「あなたのカメラにモルドバの叔父が関心を持っている。5000ドルで買いたいから、以下のメールに返信してほしい。」と、こんな感じだ。無論、フィッシュング詐欺には間違いない。ネットオークションの質問蘭は英語や特定のユーザーを弾くシステムが無いので、鬱陶しいことこの上ないな。
皆様もお気を付けを。

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「ネットオークションのジャンク物?大抵大丈夫っすよ。」と軽口を叩く拙僧だが、無論、残念な結果に繋がることは少なくない。例えば、このプラウド3だ。

プラウド3

プラウドというカメラは、これはこれで語れるのだが、それはいずれ親ブログの意してプラカメ拾う者なしで披露することにしたい。物件は一見きれいなブツであり、何しろ数珠玉のコンゴーが付いていたのが強く関心を持ち、大枚2000円で落札したものである。セカンドビッターは現れなかった。2000円は大枚であり、2度スルーしたのだが、3度目は無いと踏んだのである。実際に届いた物を眺めても、蛇腹もシャッターも大丈夫そうであったが、赤窓から光線漏れをしていたのである。
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高級フィルムのTMAXを奢ったから悲しいなあ。こんなことなら上海GP3にすればよかった。あれなら現地エージェントが8元で3ダースほど確保したものが有った。戦前のカメラは、当時のフィルムの感度が低かったこともあって、赤窓から光線漏れをすることがあると聞いたことがあったが、こんなことは初めてだ。このカメラは赤窓を完全にふさぐことが出来ない。革ケースにも赤窓用の蓋は無いので、完全にふたを閉じなければ光線漏れを防げないのだ。これでは満足な戦闘は不可能である。赤窓にさらに赤フィルムでも貼って、減光性を高めればとも考えている。更に黒く塗ったマスキングテープでも貼って遮光をするか。蛇腹は大丈夫そうだし、何といっても錦のコンゴーを味わいたい。
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次は見るからに怪しげなコンディションのセミパールだ。いくら蛍光灯に向けて蛇腹を覗きこんでも、ピンホールが見られなかったので油断した。こいつも、いきなりTMAXを奢ってしまった。
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当然結果はこうなる。自分で目測蛇腹カメラが熱いとイイながら、思えばリスキーなジャンルでもある。
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これなどは、単純に蛇腹に穴が開いていたのかも断定できない。立派に心霊写真として通用するカットも撮れた。
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蛇腹を自作するツワモノの方もいらっしゃるのだが、拙僧のような不器用物にはハードルが高い。蛇腹が完全にお亡くなりになっている場合にはリジットにしてしまうのも考えるのだが、やっぱり蛇腹カメラは折りたためた方がいいので、部分的なら直したいが、さてどうアプローチしたものか。
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「1円スタート!売り切り」という踊るタイトルに皆様も注目したことはあるだろう。勿論、ニッコールレンズや偽ライカだったら、たちまち価格は上昇して相応の価格帯になってしまう。出品者もそのつもりで値付けをしているのだ。一方でAFコンパクトカメラなら100円かそこらで普通にキタムラのジャンク駕籠で転がっているので、網膜が自動的にスルーして記憶にも残らない。ところが、金属製ボディーの距離計連動機だったらどうだろう?無論、実際には送料が別途かかるから1000円近くにはなるのだが、掲載画像のブツがそこそこ綺麗だったら、「仮に行きつけのキタムラのジャンク駕籠に1000円で転がっていたら拾うだろうな。」と、回りくどい納得をしてビットを入れそうになるのではないだろうか。しかし、聡明な皆様なら「日産ローレル・メダリスト2.0lH10年6.7万km黒真珠9.8万円」などという「やばい物件」に手を出すのは慎重になると思う。そこで、拙僧が実際に1円で落札したブツがどうだったかを報告したい。

コニカJポートレイト

拙僧の記憶の限り、最初に1円で落札したのはコニカJだ。拙僧も本気で欲しいというよりは「刺激を求めて」ビットを入れたに過ぎない。そして誰とも競ることなく1円で落札した。拙僧も当時はウブだったから、安物買いの銭失いをしたのではないかと戦々恐々だった。確か九州のリサイクルショップが出品主で、送料も1000円近くかかった。しかし、梱包は丁寧でプロらしさを感じた。何せ、拙僧の初の1円物件だったから、記念に梱包の状態も画像で記録してある。

コニカJ梱包

ブツは外観はかなりくたびれていたが、レンズは綺麗でシャッターもちゃんと切れるようだった。問題はファインダー周りで、汚れが多く特徴的な「J」のネームプレートも剥がれてずれていた。このカメラはシューの裏に隠しネジがあるくらいでプリミティブな構造だったから、簡単に分解清掃して、それなりのコンディションに持ち上げることが出来た。1000円なら満足な拾い物だと思っている。

コニカJファインダー


では、他に無難な1円物件はどんなカメラがあるだろうか。拙僧がお勧めするなら初代のキャノネットは如何だろうか?キャノネット19QLなども、ちょいちょい1円スタートで見つけるが、どうせならキワモノ狙いでサークルアイにチャレンジして頂きたい。娘さんの幼稚園の運動会では園児に注目されること受け合いである。拙僧の経験では露出計の不具合も少なく、ダメだったとしてもマニアルで撮影できる。機械的な故障は少ないと思うが、その点は出品主に空シャッターが切れるかどうかは質問しておこう。トリガー巻き上げが特徴的で、キヤノンをしても経験で学ばなければ、理想は空論だと思わせる緩さがある。上手くいけば丈夫な革ケース付きが見つかる。この際、100円でもいい。恐らく110円で落札可能だろう。

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「ヤの字が大きいとか小さいとかで文句を言う連中を相手にするのは嫌だ」という平和主義の方にはヤシカという選択肢はどうだろう。定評のある富岡のレンズが楽しめる。頻繁に見かけるのはヤシカミニスターだ。ミニスターは意外と派生モデルが多いらしいのだが、拙僧は把握していない。これは機械式シャッターなので、空シャッターが切れる物件だったら、大抵の場合は撮影に堪える。もっと頻繁に見かけるのはヤシカエレクトロ35である。後年のコンパクトなモデルはそこそこ人気があるが、大柄な初代の系列は人気が無い。いや、人気が無いというよりも、タマ数が多くて安く転がっているので、欲しい方には既に行き渡ったと見るのが正当であろう。これも、ひとまずはシャッターが切れる物件なのを確認したい。ヤシカエレクトロ35は電子シャッターだが、電池が無い場合は1/500で切れるようになっている。

ヤシカエレクトロ35初代

ヤシカエレクトロ35の難点は電池の入手だろう。アダプターも発売されているが、1円物件に見合わない程、高額である。なので100円ショップのLR44を4個直列につないで、ガムテープなりで直径を増し、長けはアルミホイルで下駄を履かせるとよい。厳密には1割くらい本来の電圧よりも大きくなってしまうのだが、ネガのレベルでは大した問題ではない。部屋の暗い所にレンズを向けてレリーズボタンを押し、「ちううぅぅぅ~」とスローシャッターが切れる音がすれば成功である。どうしてもスローシャッターが切れない場合もチャンスはある。かなりの確率で電子室の接点が腐食している場合が多い。これは半田ごてがあれば簡単に解決できる。拙僧のような数々のZ80を葬ってきた不器用者でもできるのだから安心していただきたい。それも面倒だというのであればシャッター速度1/500の固定で絞りを操作して撮影可能だ。ISO400のネガでも詰めれば、大抵の場合は撮影できるだろう。

ヤシカエレクトロ35電池室1
ヤシカエレクトロ35電池室2

リコーのブツなども良く見かけるが、オートハーフとかリコーオート35のような特徴的な物件は、1円のまま展開することはまずない。もっとも、ハイカラー35辺りを100円で落札したこともあるのだが、ハイカラー35にはヘリコイド固着という厄介な癖が有るので、ある程度気合が必要である。無難なところではエルニカFは綺麗な個体が多い。絶対に手を出していはいけないのがスーパーショット2.4である。このカメラのシャッターの信頼性の低さは知られるところであり、拙僧はまだ完動品にあったこともない。
 ミノルタならハイマチック7と派生モデルなら無理なく1円で確保できる。EEはダメになっている可能性は大きいが、マニアル露出で撮影可能だ。そういう意味では初代ハイマチックは避けた方が良い。これは基本的にはプログラムEE専用機で、露出計が不良の可能性が高い。また、どういう訳かファインダーのコーティングが弱いらしく、安易に拭くとハーフミラーがただのガラスになって距離計が使えなくなる。レトロモダンなルックスが魅力なので、拙僧もついついビットを入れるのだが、4台確保して満足に稼働するのは1台だけだ。

初代ハイマチック

気を付けなければならないのは、一見、出品価格が安くても送料は法外に高い場合があるので注意が必要だ。拙僧が見た中で酷いのは送料が3000円というのが有った。ウクライナから取り寄せるより高い。くれぐれも気を付けて頂きたい。
時の運が支配するネットオークションだが1円物件は更に精錬度が高い。しかし、稀に本当にラッキーな星がつくこともある。最近ではミハマシックスが1円だった。ミズホシックスやゼノビアなどと並ぶ、「目測廉価蛇腹カメラのメジャー」が手に入り嬉しい。皆様も果敢にチャレンジしていただきたい。勿論、入札価格は180円が無難だ。

ミハマシックス

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 資金的に苦しいが、舶来ものが欲しくなる。それは日常的な責任ある社会生活の重い空気から解き放たれ、思いがけない春風のような心地よさを求める一種のフラストレーションから来るものであろう。そういう爽快感は、人生の痛みを分け合った国産カメラでは、その痛みを思い出して空想の恋から冷めてしまうのである。勿論、70年代の英国ライトウエイトスポーツカーやべベルギアのドカティでもポケットマネーでポンと買えれば最高なのだが、まあ、ちょっと足りないなというのが実際のところだ。これがカメラが相手なら、ぐっと可能性は高まる。ありがたいのかどうだかわからないのだが、デフレの世の中で落札価格で3000円も出せば、そこそこ外観のやれて機関好調のレチナIaを買うことは容易である。しかし、家庭内紅衛兵に昼食代として500円を請求し、実際には280円の牛丼で済ませている身上としては、1000円+α程度の価格帯で勝負をかけたいところである。
 そういうターゲットとして有効なのが東西ドイツ製の普及~中級機である。実際に、廉価で安心感のある舶来機と言うと、ドイツ製しか選択肢はない。ソビエト物はモデルを選べば信頼性は言う程低くないのだが、ロモ系に含まれて結構いい価格帯を形成してしまうのだ。無論、アメリカ物やイギリス物は更に価格帯は高い。ここで言う中級機とは距離計を搭載しないビューファインダーのレンズシャッター機で、シャッターの最速も1/300程度の物件である。無論、レンズは3枚玉が基本となろう。読者殿には「そりゃ安物じゃん」とおっしゃるかもしれないが、拙僧からすればシャッターがB+3速でレンズが3枚玉なら立派な中級機である。普及機と言うと、620判で単玉のボックスカメラとか、そういうカテゴリーになる。
レチナIa


 ドイツで中級機のメジャーブランドと言えばアグファであろう。フィルムメーカーのアグファは、他のフィルムメーカーと同様に販売促進の意味もあってか、廉価でよく写るカメラで知られる。ネットオークションでも頻繁に見かけるが、安易にビットを入れるのはお勧めできない。特に「xxセンサー」とか「xxエレクトロニク」とかが名前に付く電子シャッターの物は避けた方が無難だろう。少なくてもシャッターの切れるコンディションの物でないと、まず、撮影できない完全ジャンクだ。どうも、拙僧はアグファとは相性が悪く、随分と金をドブに捨てている。同じようにコーワとも相性が悪い。ソビエト物は大丈夫なのだが、逆に対ソ戦では惨敗している方もいらっしゃるから、やはり相性があるのだろう。金属製の初期のオプチマ辺りなら1000円台でシャッターが動くブツを確保できる可能性もあるが、あれも基本的にはEE専用カメラだし、そもそもアグファの中級機は新宿あたりに行けば、綺麗で保証付きの物件が3000~5000円で転がっているのでネットオークションは割に合わない。アグファは2005年に一度消滅しているのだが、資本系が変わって現在は復興している。イタリアのフェラニアと密接な関係にあり、トイカメラやトイデジカメの方面で一定のブランドを維持している。資金面で恵まれたロモ系連合軍に支持があるため、値付けも強気だ。なので、我々のような賢者の人民戦線は、あえて中古屋も相手にしないようなマイナーな物件に狙いを定めたいものである。それなら、ネットオークションで気張って落札したノークレーム・ノーリターンのブツが、より安価に中古屋で保証も付いているのを発見し、地団駄を踏んで悔しい思いをしなくてすむ。
 例えば、キングのレギュレッテ「Regulette」などは如何だろうか。
レギュレッテ

 キングは戦前に興ったドイツのブランドである。当初は電気関係のサプライヤーだったが戦争中に操業を停止した。戦後復興したが、幸運だったのは西ドイツに含まれたことだろう。かつての東西対立も、デジカメ世代の若い連中には伝え辛いものがある。我々に関係があるところでは、1950~1980年にカメラを製造している。キングブランドのフィルムも供給していたので、イルフォードやフェラニアに似たビジネスモデルだったのだろう。意外に多くの機種を輩出しており、中には距離計連動機も存在するが、多くは目測ビューファインダーの普及機~中級機である。全盛期は1950~1960年であり、1970年に入ると急速にラインナップを縮小し1980年代半ばには消滅している。1970年代には一眼レフカメラの開発を試みるものの、パテント問題でライカと対立し、結局実現しなかった。丁度、日本の電子化したEE(AE)カメラの躍進と重なる。日本でもタロンやペトリが消滅し、カメラの電子化は思いのほかハードルが高かったのだう。世界的にはキングのブランドは一定の評価があったらしく、その後も香港からキングブランドの110判簡易カメラが登場した。キングというと日本では浅沼商会だが、ブランドの特許申請が1918年だというから直接関係は無く、浅沼商会の方が先輩になる。「キング」などというブランド名は「プリンス」だとか「インターナショナル」だとか、誰でも思いつくので世界中に数多とあるだろう。
 スイートポイントはレンズがカッサー45mmF2.8なのである。テッサーではない、Cassarだ。これは我が国の「ライラ」や「ロールコンター」に迫るとぼけたネーミングだが、メーカーであるシュタインハイルはミュンヘンに位置するメジャーなメーカーである。テッサー銘にあやかったのかは、よくわからない。カッサー銘のレンズは戦前・戦後にかけて、ドイツに留まらず国際的に流通していた。フェラニアの安カメラにも搭載していたが、カッサー付きはグレードの高いモデルとなる。もっとも、本カメラが搭載する「REGULA-CASSAR」を低く評価する方もいらっしゃるようだ。これはヤマハのブレンボをヤマンボと呼ぶようなもので、数十万もかけてブレーキ一式を交換したグットルッキンな方からすれば、容易に認めたくないのも人情と言う物だ。とにかく、戦前の蛇腹カメラから、戦後の安コンパクトカメラにも搭載したレンズだから、特定のレンズ構成は良くわからないのだが、本カメラの物は、まず3枚玉と言っていいだろう。モノクロを通してみたが、ハイライトの滲みや絞っても緩いアウトラインなど、甘い描写が魅力的である。
カッサー45mmF2.8


 もっとも、この個体は結構高く買ったのだ。まだ、拙僧の欧州製の中級機の値読みが甘かった頃にビットを入れたのである。記憶違いでなければ、3000円でビットを入れて、無論競争者は現れなかった。コンディションはパーフェクトで、何故かツアイスの革ケース付き。損をしたとも思わないのだが、デットストックの格安ユーズドチノパンGetの快感は薄い。
 むしろ熱いのは、つい最近落札したADOXであろう。こいつは600円で落札した。そもそも、欲しかったのは同じ出品者のプラクチカやレンズだったのだが、相対的に送料を安くしたくてビットを入れたのである。届いたものはミントとは言わないが、文句のない物である。ADOXは世界最古の感材メーカーであり、やはり普及~中級カメラを製造していた。ADOXのカメラを真面目に取り上げた日本のコンテンツは殆ど無く、本カメラの正体も不明である。気を吐いているのはシュナイダー製のラジオナー45mmF2.8を搭載するのだ。シュナイダーの玉が付いているだけで600円を払う価値はある。撮影に必要な最低限の機能しか付いていないすっからかんのカメラである。
 システム手帳程のマニアルを読まないとどんな機能を搭載しているのかさっぱりわからないモダンデジカメに飽きた方はチャレンジしていただきたい。くれぐれもレンズだけ取り出して、デジ一眼につけるような暴挙はご勘弁を。
ADOX
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 ネットオークションで「撮影もできるジャンク」を狙うならコアな価格帯は開始価格で1000円だということは既に述べた。しかし、往々にして既にビットが入っているケースは多いだろう。そこでどこまで争うかは肝となる。上限はやはり2000円未満だろうが、少しでも安く買いたいのは人情だ。むしろ、数百円のさじ加減こそ、ホットカメラの熱い亜熱帯の一戦なのである。
 さて、多くの物件の終了時間は21:00~24:00である。やはり、平日よりは休前日・休日の方が物件は多い。ネットオークションの戦術は大きく分けて、リアルタイムにじりじりと値を上げて競る方法と、予め出せる金額の最大値を入札して勝機を祈る方法がある。読者殿が独身で、残業や勤務時間帯にある程度の自由が有るのであれば、やはりリアルタイムの戦闘が効果的で勝率も高い。しかし、妻帯者で、そうでなくても棚からはみ出たカメラがリビングに転がっている方にとって、おおっぴらにPCの前でビットを入れるのはリスキーであろう。書斎を持っている方でも、不意に後ろから「何を見ているの?」と覗かれる危険性が高いのはご存じの通りだ。そういう時に限って、モニターには「入札を受け付けました。あなたが現在の最高額入札者です。」の文言を表示しているものである。なので、比較的安全で自由な時間帯に期待値を入札し、翌日に戦果を確認する方法をとらざるを得ない。では、どの程度の金額が適切だろうか?本当に欲しい物件であれば上限値ということになるだろう。ただ、本当にちょうど上限値の価格で落札となると、「自分の目利きは大したもだ」と思うより「これは一杯喰わされたか?」と敗北的な気分になるのが人情だ。もし、物件が「安ければ買ってもいいな」という程度なら目利きは一層シビアである。拙僧のお勧めとしては、現在価格が1000円以下の場合は1180円を入札することだ。この段階で既にライバルが入札している金額が高ければ諦める。それでもボルテージが下がらない場合は1580円まではビットを入れていいだろう。これで500円の物を510円、1000円の物を1100円で落札できる可能性は高い。拙僧の経験では50%はこの価格帯で落札している。
 ネットオークションの肝心は引き際である。レアなブツでどうしても落札したいのなら話は別だが、中級機がもう一台あってもいいなという程度の熱さであれば、同じようなブツは近いうちに必ず現れる。どういう訳かネットオークションにはタイミングがあって、拙僧は結構人気が高いペンタックスSL(ボディのみ、ケース付き)が530円で落札できたが、たちまち3000円台になることもある。臥薪嘗胆とチャンスを狙おう。間違ってもボディのみペンタックスSPに1280円以上の入札は禁物である。勿論、それが撮影済みで高いクオリティが評判の出品者から安全できれいな物件を押さえたいのなら話は別である。

ペンタックスSL
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