亜熱帯ジャンクカメラ・オートバイサーフィン

ネットオークションのカメラ・レンズの相場を知り安く買って時には売ってホットな写真ライフを楽しもう。気分はもう亜熱帯! 追記:オートバイ(バイク)・ツーリングの話もあり

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(コーワの代表的なライカ判一眼レフカメラのコーワSE)

コーワというブランドに好印象を持っている。何故かと言うと拙僧が八王子在住時代にコーワに勤めている単車仲間が割といたとか、他愛もないものだ。コーワとは風邪薬の「コルゲンコーワ」のコーワである。90年代まではカエルをイメージキャラとして起用し、個人商店規模の薬局の前にフィギアが立っていたのだが、今でも見られるのだろうか。一般的に製薬会社がイメージのコーワだが光学機器メーカーとしても知られた存在である。

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(生前のコーワSEが撮影した数少ない写真)

コーワは「興和」であり、多様な事業展開をしている大手企業だ。拙僧の単車仲間は薬剤系事業に勤務していたようだが、関連企業である興和光学株式会社のスポッティングスコープにも採用するプロミナーブランドは有名だし、工業・産業用レンズの分野でも幅広いシェアを獲得しているようだ。ちょっと前に望遠レンズに撮影機能を組みあわせた特殊なデジカメを発売したとアサヒカメラか何かで見たのだが、興和光学株式会社の公式HPには見つからないのでやめてしまったのだろうか。そういう気の迷いのような事をコーワはちょいちょいやるのだ。かつては携帯ラジオに16mmだか110判だかのカメラ機能を単純にくっつけた「ラメラ」を送りだし、ちょっと前はウォーターサーバー事業に手を出して短い期間でやめている。拙僧はコーワのブランドに興味を持ってウォーターサーバーをリースしたことがあるのだ。しかし、拙僧宅では東医(漢方)的な視点から冷水は飲まないし、温水ならスーパーが会員にタダでくれるミネラルウォーターを電気ポットで沸せばいいのでニーズが無かった。なので、コーワがサービスを終了した時にはキャンセルの手間が省けてラッキーと思った物だ。
最近では缶コーヒーというレッドオーシャンにコーワブランドを散見したのだが、あれもどうなったのだろうか。オシャレ系雑貨書店で、ちょっとビビットな発色のトートバックに「興和株式会社」のタグを見たこともある。

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(コーワのウォーターサーバー)
(勿論、タダの名前貸しだろう)

そんなカエルのイメージキャラのようにキュートなコーワが、かつてコンシューマ向けカメラを展開していた。よく知られるのはコーワシックスだろう。これは高級感のあるフジタ66か長城のような縦型のシックス判一眼レフカメラである。500系のハッセルと同様にレンズシャッターで、恐らくターゲットも似たところを狙ったのだろう。現在でもお好きな方には評価が高いのだが、ちょっとお値段も高くて拙僧の手には届かない。ライカ判のカメラも展開しており、コーワSWとかカロワイドとかは評価が高く、拙僧の様な底辺のジャンク者には届かないのだ。

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(レンズユニットを外すだけなら簡単だ)

コーワのカメラには一つの共通点がある。それはレンズシャッターだということだ。コーワシックス系の中判一眼レフカメラもカロシリーズのライカ判距離計連動機もレンズシャッターなのである。そして、ライカ判一眼レフカメラもレンズシャッターを採用していた。拙僧の低いカテゴリーの師団に届くブツは、このライカ判一眼レフカメラなのだ。その多くはレンズ交換が出来ない標準レンズ一体型だが、クイックリターンやAEを搭載したライカ判一眼レフカメラが拙僧の様な赤貧師団に届くのブツというのは妙に見えるかもしれない。しかし、それにはちゃんと理由がある。多くのレンズシャッター式一眼レフカメラと同様、コーワも耐久性に問題があり、現在の生存率が低いのである。要するに撮影が不可能な本当のジャンクのブツが多いのだ。その原因は構造的に弱い部分があるのだが説明が長くなるし、拙僧はそれほどカメラのメカニズムに詳しくないので割愛したい。

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(ピンバイスで地道にレンズキャップに穴を開ける)

しかし、コーワのレンズは使ってみたい。コーワのレンズブランドである「プロミナー」は国内外で高い評価を得ているのだ。もっとも、コーワSEのレンズにはプロミナーブランドを与えていない。レンズを外すのは簡単である。問題は、どのマウントのカメラにつけるのが適当かという話なのだが、フランジバックの都合上、キヤノンのEOS用EFマウントを選択した。レンズキャップを改造してコーワSEからはずしたレンズをつければよい。本来は絞りを設定するギミックが必要で、これを考えて構築するのはなかなか大変な作業になりそうだったのだが、所詮拙僧が使う物だからF4あたりに固定してしまうことにした。EOSならAVモードで自動露出が効くはずである。被写界深度を深くしたいのでF8くらいに絞りたいところだったが、そうなるとファンダーが暗くなるのでマニアルフォーカスに都合が悪い。なのでF4程度が適切と思えたのだ。

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(知る人は笑ってしまう、マルイの電動シリーズ「電動糸ノコ盤」)

作業はレンズキャップに穴を空けてレンズユニットをくっつけ、何かしらの方法で固定するだけだ。しかし、だけだという程には作業は簡単でなかった。何故なら当時の拙僧はモーターツールをほとんど持っていなかったのだ。なのでレンズキャップに穴を開けるのも、模型用のドリルでひたすら穴を開けるしかなかった。それも、小さな穴を幾つも空けて隣の穴を切って真ん中をくりぬくのである。これは相当根気のいる作業で、とても1日ではできなかった。

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(アンダーパワーに苦しみながらの作業)

隣の穴を切るのも最初は大変だった。当時の拙僧の数少ないモーターツールである、マルイの電動ノコ盤を動員したが、これは基本的にはおもちゃであり、本格的な作業に耐えるものではない。そもそも、手動のドリルで穴を開けなければならかったのは、電動ノコ盤のパワーが全く足りず、そのままでは厚いEFマウントのレンズキャップを切ることができなかったからだ。しかし、他にないのだから仕方ないな。ある程度作業が進んだらニッパーで切れるようになったので、思ったよりは大変でなかった。

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(やっと穴をくり抜くことができた)

更に大変だったのはレンズキャップの厚みを薄くする作業だ。そのままでは無限遠が出ないのでフランジバックの調整の為にレンズキャップを薄くする必要があった。これも手作業である。100円ショップのディスクグラインダーの刃を買ってきて
ひたすら擦り合わせた。これも体力と根気のいる作業で、一気にやるのは大変だったから何日もかかったな。それが終わったらレンズユニットをレンズキャップにエポキシパテでくっつける。これでひとまず完了だ。

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(グラインダーの刃で地道に削る)

それで何日もかけて完成したEFマウント改のコーワレンズをEOSキスデジタル(初代)で使ってみたらイイ感じだった。しかし、使ったのは数回である。コーワレンズの出来は満足のいくものだったが、そもそも拙僧はガラのデカいデジタル一眼レフカメラもフィルムAF一眼レフカメラもあまり使わないのだ。

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(ひとまずフィルムのEOSに付けてみる)

それで、暫くEFマウント改のコーワレンズのことは忘れてしまった。ところが、ひょんなことからマイクロフォーサーズ時代になり、このレンズを思い出すことになった。

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(マイクロフォーサーズ機であるルミックスDMC-GF1に付けてみる)
(これが中々楽しい)
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